~地域と世界をつなぐ、持続可能なコーヒープロジェクトが評価~

鎌倉、2025 年3 月7 日: 鎌倉市フェアトレードタウン推進組織の鎌倉エシカルラボは、三本珈琲株式会社鎌倉総合工場(本社:神奈川県横浜市・鎌倉総合工場:神奈川県鎌倉市)、国分首都圏株式会社(東京都中央区)および鎌倉市と共同で行った産業・地域振興連携プロジェクトにより誕生した「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」が、ソーシャルプロダクツ・アワード2025(主催:一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会)の大賞を受賞したことをお知らせいたします。
「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」は、地域、市民、企業、生活者が一体となり取り組んだ鎌倉発の未来に向けたフェアトレード製品です。開発途上国の生産者から適正な価格で仕入れたフェアトレードコーヒー豆を使用し、三本珈琲株式会社の鎌倉総合工場で焙煎・パッケージングを行っています。鎌倉の歴史や文化をイメージした味わいが特徴で、2024年8月から全国の主要量販店などで販売されています。
鎌倉エシカルラボとして初めて取り組んだ産業・地域振興連携プロジェクトの成果として生まれたこの製品が名誉あるソーシャルプロダクトアワード2025、自由テーマ部門の大賞に選ばれました。

鎌倉エシカルラボ会員であり、当プロジェクトの起案者でもある岩渕泰行は、以下のようにコメントしています。「一人ひとりの未来への想いと期待が重なり、大きな力となって実現されたプロジェクトだと感じています。自然、歴史、文化だけでなく、人や社会、環境、地域に配慮した一人ひとりのエシカルな行動は、鎌倉らしいフェアトレードな取り組みとして、世界中に良い循環をもたらし、持続可能な未来に向けて共に学び、働きやすく、次世代にもつながる、より住みやすい町になることを市民として期待しています」
鎌倉エシカルラボ共同代表の末吉里花、稲葉哲治、平野祥子は、以下のようにコメントをしています。
「多くの鎌倉市民のみなさまにご投票いただいたコーヒーが、このような賞を受賞できたことを大変光栄に思います。一人ひとりが『鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド』に託した、より良い未来への想いを、三本珈琲株式会社様、国分首都圏株式会社様とともにしっかりと社会に還元し、フェアトレードタウン鎌倉を盛り上げていきたいと決意を新たにしています」
また受賞に際し、浅尾環境大臣と松尾鎌倉市長からもコメントをいただきました。
■環境大臣 浅尾慶一郎様のコメント「『鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド』が大賞を受賞されたとのこと、心よりお祝い申し上げます。鎌倉という歴史と自然に育まれた地から、世界へ、そして未来へと繋がるエシカルな取り組みが評価されたことは、私にとっても大きな喜びです。これから持続可能な社会の実現に向けた先駆的なモデルとして、多くの人々に希望と勇気を与えてくれることと信じております。今後の益々のご発展と、鎌倉から世界へ、未来へ繋がるエシカルな活動の広がりを心よりお祈り申し上げます」
■鎌倉市長 松尾崇様のコメント「世界を幸せにする製品を鎌倉から発信できることを大変うれしく思います。私たち一人ひとりの消費行動が、世界の人々、社会、環境に影響を及ぼす選択であることを認識し、より良い未来を構築するきっかけになれば幸いです。今後も、市民、企業と連携しながらフェアトレード、エシカル消費の普及啓発を積極的に行い、持続可能な社会の実現に寄与していきたいと考えています」
鎌倉エシカルラボは、この受賞に際し、本プロジェクトに関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げるとともに、今後も「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」を象徴としながら、鎌倉にフェアなひと、もの、こと、企業が増えるような取り組みを続けていきます。そして、フェアトレードタウン鎌倉からより良い未来を創造していけるよう、みなさまとともに歩んでいきます。
■受賞概要
受賞名:ソーシャルプロダクツ・アワード2025 大賞受賞
対象:「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」
審査評価コメント:フェアトレード調達の証明や地域の緑地保全基金への寄付など、具体的な社会課題解決に向けた取り組みを実装している点が評価できる。エシカル・ソーシャル商品でありながら、一般商品と価格面でも競争力を持ち、エシカル消費のハードルを下げている点も特筆すべきである。さらに、鎌倉に特化した地域性を明確に打ち出し、地域の共感を得る仕様・デザインとなっている。自治体や生活者と連携し、味やデザインを鎌倉市内投票で決定するなど、消費者の行動変容を促す工夫が随所に施されている点が高く評価できる。産学官民が一体となる普及啓発活動を積極的に行い、販売を超えて社会・環境課題を自分ごととして考えるきっかけを提供している。自治体を巻き込み、首長の宣言を伴う地域ぐるみの取り組みは、気候変動対策や生産者の人権問題などのコアな課題提起を可能にし、他地域のモデルとなる大いなる可能性を秘めている。
■ソーシャルプロダクツ・アワードとは
ソーシャルプロダクツ・アワードは、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。
■ ソーシャルプロダクツとは
「エコ(環境配慮) 」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。
■鎌倉エシカルラボについて
鎌倉エシカルラボは、神奈川県鎌倉市のフェアトレードタウン認定と継続を目的として活動しているエシカルな消費とライフスタイルを推進する団体です。 2023年5月13日(世界フェアトレード・デー)に設立。フェアトレードを通じて、より良い社会、そして持続可能な未来を築くための活動を推進しています。
■本件に関するお問い合わせ
団体名:鎌倉エシカルラボ
担当者:岩渕
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